ワンクリック詐欺

面白い記事を見つけた。
http://blog.nikkeibp.co.jp/arena/google/2007/07/google_7.html


ワンクリック詐欺のサイトを、Googleのプログラムが暴く、というもの。
詐欺が心配な方は、ぜひ読んで。(私の記事の続きも)

役立つ?

役立ちます。
敵を知り、己を知らば、百戦危うからず
私みたいにそっち方面の神経が太い人間には、ワンクリック詐欺にびびってひっかかることはありませんが、デリケートな人は敵の手口が勉強できます。


記事を参考にして、以下の手順でどうぞ。
ただし、くれぐれも慎重にね。
敵の陣地に行くには、地雷が仕掛けられているものです。
また、この記事を最後まで読んでからにしてくださいな。

  1. 画像を読み込まない・クッキーを受け付けない・スクリプトを動作させない、設定にする
  2. http://www.google.co.jp を開く
  3. 「googlebot.com 口座」を検索する
    注意!この検索結果のリンクを不用意に辿ってはいけません!
  4. 怪しいサイト・見てみたいサイトの「キャッシュ」をクリックする

必ずキャッシュの方で!


こんな画面が出るのですね〜。
私も初めて見ました。
油断してる時に、不意に出たら焦りそうですね。
ふーむ。

ちなみに

検索結果のウインドウを開きっぱなしにしては、いけません。
間違ってクリックしてしまうかもしれないので。
必ず見終わったら閉じるようにしましょう。


見るのは「キャッシュ」の方でなくても、特に問題はないはずですけど、トロイの木馬が仕掛けられてたりするかもしれないので、必ず「キャッシュ」を。
「キャッシュ」はGoogleボット君の情報なので、他人事として見られますし。

危険なところを見る場合

私のお勧めは、

https://palary.org
を使う!
こんな感じ。

  1. 見たいサイトのURLをコピーする。
    • リンクを右クリックして出るメニューから、コピーできるはず
    • IEの場合は、「ショートカットのコピー」
  2. https://palary.org を開く
  3. ブラウザのような画面が表示されるので、画面内のアドレスバー(最初「:welcome」の場所)に、見たいURLをペーストする。
    • くれぐれも、ブラウザのアドレスバー(「https://palary.org/」と表示されているところ)に入れないように!


こうすると、自ずと、クッキー・スクリプトが無効になります。
結構安全なブラウジングが出来るわけで。

他には、ブラウザを変える

というのも有効ですね。
私は、安全と分かっていてIEでないといけないサイトは、IEで。
通常は、Firefoxで。
としてますが、危険かもしれないサイトを見る用に、何かがちがちなブラウザを用意しても良いかも。

PCを変える、という技も

面倒だし、場合によっては意味なしですね。
PCを変えて危険かもしれないところにアクセスするなら、そのPCはDMZに置くべきでしょう。
この意味が分からないなら、あまり意味がないかもしれません。


この方法の亜種に、VMを使う、というのもありますね。
VMWare Serverや、Virtual PCの無償版もありますので、結構お手軽にできます。
ま、意味のあるなしは、同じ条件です。

Googleボットって?

Googleボットとは、Googleが検索のために情報を集めてくるプログラムのこと。
日々増え続けるインターネット上の情報を回収してくるプログラム。
このプログラムが回収した情報を元に、Googleの検索処理は成り立っているのです。

でなんて、検索結果がワンクリック詐欺サイト一覧なの?

ボットは通常、特にセッションの管理もなく、リンクを辿るだけのものです。
たいていが、単純にサイトを見て回るだけ。
そんなんで、現金を請求するようなページに至るなんてのは、とてもユーザの承認をしているとは思えない。
それで、ワンクリック詐欺サイトの一覧ではなかろうか、ということ。


ただし、全てではないんですよね。
でも、怪しいサイトのほとんどはそうだと言えそう。
(もっとも、この記事を書いてる時の検索結果の上位は、同じような記事を書いてる、無害なサイトだった)

ワンクリック詐欺の脅し内容

ま、あちこちで言われている話ですが、脅し内容で表示される個人情報は大した情報ではありません。
というか、誰でも取得できる情報なのです。
表示されるのが

らへんなら、それは取得が困難な情報ではありません。
というか、ブラウザが送信する情報なのです。


最初の二つは、ブラウザの設定によって、嘘をつくことが可能です。
一時期、横浜銀行のサイトがFirefoxで見られなかったため、うちのLinux上のFirefoxは「私は、Netscape4.75で、WindowsXPです」と言うようにしてた。
ブラウザ名もバージョンもOSも嘘がつけます。


問題は、IPアドレスドメイン名はIPアドレスにほぼ同義なので、省略します。
最近ブロードバンドとやらが普及したため、固定IPの人も多くなってきたかと思います。
かく言う私も、固定IPではありませんが、ほぼ固定IPです。
このため、IPアドレスを元に、プロバイダに情報公開を請求できる立場にいると、私を特定されます!
、、、とはいえ、情報公開を請求できる立場って、誰よ?
多分、警察とか公的機関くらいじゃないかな?
ワンクリック詐欺サイトが、どうこうできる話じゃぁ、ないですね。


ちなみに、上述のpalary.orgを使うと、この辺の情報は全て、palary.orgのものになります。

安全の心得

脅しが、個人情報を特定してない、と書いてますけど、、、不注意でされちゃうこともあるのですよ。
今は出来ないようになってたと思いますが、mixiの足跡機能を使ってとか、Amazonのユーザ情報で、とか。
どこのサイトに、どこまで自分の個人情報があるか、把握しておくべきですね。
また、ログインしっぱなしは、厳禁です!!!