人の趣味に口出さんといて

先日、母上に11/23の予定を聞かれた。
私「その日は、観能じゃ」
母「のう?、、、能、能なんて、あんたヒマねぇ。あんなつまんないもん、、、(以下略)」


人の趣味に(否定的に)口を出すのが、いかに危険行為か実感しました。
はい、はっきり言って、殺意すら抱きましたから。(苦笑)
「(以下略)」にしておかないと、またムラムラと腹が立ってきます、、、。


うちの母上は、趣味というものを全く持たない。
しかも、徹底的なリアリスト。
その投資は、コスト対効果が利にかなっているのか?
ということをよく考えている。
仕事人としては、完璧と言えよう。
そして、どうやら、能を一度見ただけで、
・これを理解するまでにかかる時間
・これを理解するまでにかかるお金
・話の展開の遅さ(時間の無駄遣い)
というジャッジから切り捨ててしまったようだ。
(怒りを抑えながら、ある程度聞き出してみた)


また、多分、とても正しい。
時間とお金を投資しても、楽しめる領域には至らないだろう。
母上は、能を楽しむことは一生ない。
それは、歌舞伎や演劇についても同様だ。
ちなみに、父もこの点は同様である。
(自分の研究のみが大事な先生である)
なぜこの両親で、私がこう育ったのか不明だが、
私からすると、二人とも可哀想に思える。
能楽や演劇の楽しさを知らないなんて、、、。


でも、最初から知らなければ、可哀想でもなんでもないんですよね、、、。
ふーむ、、、人生は深い。
ただ、はっきり言えるのは、
「人の趣味に(否定的に)口を出してはいけない!」
かな。