梨木香歩さん

先日、ぽちぽちやってたのを、片っ端から読みあさり。


で、とりあえず、読み易いの。
梨木香歩さん、良いですねぇ。


エンジェル・エンジェル・エンジェル (新潮文庫)

エンジェル・エンジェル・エンジェル (新潮文庫)

味わいは、『裏庭』に近いですが、とってもリアルで、
やや不気味なところもあるお話。
ファンタジー色はありません。


物語の構造、連想させること、連想すること。
関連、輪廻、、、と、ぐーるぐる、になりました。
しかし、好きだなぁ、こういうの。
易しい文体で、易しいことを優しく書いているのですが、
秘めるものが、深い!


ということで、どんな人なんだろう、と、

春になったら苺を摘みに (新潮文庫)

春になったら苺を摘みに (新潮文庫)

いやー、やっぱり。
かっこいい人だ。
一人称の視点の文章でありながら、さっぱりと書いてるのは、
もともとの文体もあるでしょうけど、自分に甘えを許さない
強情さ、と、それに見合う優しさがあるから、
かなぁ、と思いました。


この人の本は、気がついたら必ず読むようにしようっと。