IPv4枯渇問題

2011〜2013年には来ると言われている、IPv4の枯渇問題。


それほど問題だろうか?
ちょっと考えてみた。


結論から言うと、一般の人にはそれほど問題じゃないと思う。
それほどお仕事は発生しないのじゃまいか。
残念ながら。
IPv6を策定した人達は、やはり賢人ですね。

枯渇問題は、何が問題か?

一般の人には、ほとんど問題とならない。
これは、IPv6とは関係ない話。


一般の人が、インターネットに接続してやっていることと言えば、
・ネット
・メール
かと思われる。
これは、OSとアプリがIPv6に対応すれば良いだけのこと。
Windowsは対応してるし、IEOutlook系も特に問題はないだろう。
Windows Updateしたら対応してました(もしくはします)の世界。

IRCSkypeなども同様。
この辺の対応は、一年もいらん。


しかも、ルータがちゃんと対応すれば、クライアントソフトは未対応にもできる。
IPv4 over IPv6

枯渇問題で困るのは?

サーバを立てたい人。
我が家も、低消費電力なPCが手に入れば、サーバを立てようかと考えている。
お金をかけたくないので、光がくれる動的グローバルIPを、Dynamic DNSを使って、サーバにする。


しかし、IPv4が枯渇して、ISPグローバルIPをくれなくなったら、これは実現不可。
LAN内のPCをサーバにするには、ISPの協力が必要となる。
サーバを立てたいなら、ISPに金払え、ですね。
ISP、新たな収入源、でしょうか。
(ま、そう簡単な話ではありませんが)
それに、限界もいろいろとある。
多分、企業がサーバを立てたい場合の、個人情報がアウトだね。

じゃあIPv6移行となると

もうみんなグローバルIP使っちゃってください、という勢いなので、
固定グローバルIPあげます、で商売してたISPの収入源がなくなります。
IPv4IPv6混在を考えると、ルータを良いものにしないといけません。
ISP、手痛い出費でしょうな。

個人宅の影響は?

ブロードバンドルーターなるものがあちこちに普及している今、
個人宅にも影響がありそうな気がします。
うちも、安物無線LANルータは、IPv4のみです。


でも、構わないのです。
インターネットに接続しているルータが、IPv6対応すれば、後はなんとかなります。
LAN内はIPv4、WANはIPv6
これで問題なし。
それに、ルータのメーカーが誠実なら、アップデートファームを作ってくれるでしょう。
そしたら、ファームアップデートのボタン押すだけ。


先日実験したところ、我が家のubuntu君はIPv6対応してました。
IPv6対応したクライアントでつないだところ、IPv6で通信できました。
同時にIPv4からのアクセスも可。
簡単なものです。
どこもかしこも、混在してれば良いだけ。
まあ、あんまり困らないのです。

ということで

警戒すべきは、

  • ISP
  • 古いサーバアプリケーションに依存したシステムを持っているとこ
  • Dynamic DNS使ってる人
  • サーバアプリケーション開発者

らへんと思われます。


さっさとIPv6になっておしまい!



追記

ルートゾーンにAAAAレコードが追加されたみたい。
ルートゾーンへの AAAA レコードの追加について
やっといろいろ動き出しますね。