能楽鑑賞講座『能へ。その一歩』
んー、ついに一歩、踏み出しました!
うれしー。
飽きさせない組み立てで、実演を織り交ぜ、とても楽しい講座でした。
- 実演・松風
- 能とは何か
- 能の所作と感情表現
- 能の音楽、能管
- 実演・海士、葵上
- 能面公開
- 実演・鉄輪
順番は適当です。
ややトリップした感じで聞いていたので。
抜けがないと良いのだけど。
実演・松風
のっけから、実演です。
まあ、お調べ?がありましたし、そうかなぁ、と予想してました。
ちなみに、松風であることは、さっぱりわかりませんでしたが、
誰かが恋しい、の、狂おしさは、感じました。
ヒアリングは、、、ほぼ0です。
いきなり、ぐいっとつかまれましたねぇ。
能とは何か
いろいろ勉強していたため、答え合わせ的に聞いてました。
どうやら、勉強した内容は間違ってなかったようです。
能の所作と感情表現
型をやって、何か当てる、という、クイズ形式でした。
なんと、かなり偶然チックですが、全問当たりました。
うむ、嬉しい。
しかし、話(舞)の中に織り交ぜるもの。
単体で取り出されると、ちょっとわかりにくいですね。
でも、所作がわかると、話の進行具合のチェックができますから、
単語(型)が分かることも重要かもしれません。
能の音楽、能管
大変興味深いお話でした。
「歌口(吹く穴)」と「指穴」の間に「のど」があり、音を作る。
必ず一定の音が出る楽器と異なり、「のど」が微妙なズレを作り、
「ドレミ」は吹けない、というのが面白い。
ここにも個があるのですね。
いわゆる、ミュージカルは、オケは地盤。
でも、能楽の囃子は、地盤というより共演者、と私が感じるのは、
そのせいかな、と思います。
実演・海士、葵上
情景描写と感情描写の二つ。
こちらは、ヒアリング、9割越えてます。
わざとわかりやすくされましたかね?
聞けていることが、脳内での情景展開を助け、舞が楽しめました。
のっけの松風は、舞の理解が不充分でしたが。
能面公開
人形と同じで、実は怖いです。
美しく、怖いもの。
しかし、言い換えるとそれだけ興味あるもの。
実物を間近に見たのは、初めてです。
非常に嬉しい。
飲み会で、
「かけてもらえるとよかった」
「時間がなくて」
というやりとりがありましたが、
私としては、ひょいとかけて欲しいモノではありません。
敬意を持って、接したい。
私は、かけても良い、と言われても、しり込みする可能性大。
だいたい、料理人の包丁、絵師の筆、、、職人の道具には、
おいそれと触れてはいけないと思うのです。
また、佐久間氏自身もそういう思いはあるらしく、
異例とも言える郊外で、能面・装束を身に着けての撮影は、
怖かったとのこと。(鉄輪用のポスター)
能面は、神や鬼を扱う話を演じるにあたっての、
避雷針であると同時に、能舞台の柱で囲まれた結界とも言える
空間以外で、それを扱うのは、やはり怖いそうです。
実演・鉄輪
ヒアリングは、やっぱり低め。
詞章を読む(覚える)のは、必須ですね。
思ったのは、やっぱりテレビじゃダメです。
本物を見ないといけません。
いやー、良い。
人生において、何が大事かを痛感させられます。
もっと、アグレッシブに活動しないと、人生を損しちゃいますね。
生きなくちゃ、活きなくちゃ。