三冊(チョコレートをたべたさかな、東京タワー、博士の愛した数式)

このところ、本をあまり読んでいなかったので、読み漁り。

チョコレートをたべたさかな

みやざきひろかず氏著
良いですね〜。
穏やかで深い。
そのままでも良いし、考えても良い。
絵も私の好みですし。


、、、しかし、子供には面白いのだろうか?
いや、子供の能力を侮ってはいかん。
子供の柔らかい脳には、無限の可能性があるのだから。
得手・不得手、そのときの気分、って差があるのも事実だけど。


今の自分に疑問を抱きたいときに、読むかな。

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

リリー・フランキー氏著
美しい文章です。
内容も「愛」と「死」を美しく扱った作品です。


でも、飾られた文章が興趣を添えた上で、そこにあるのは紛れも無いリアル。
同じように愛する人を失った人には、より大きく響くのではないでしょうか?


私は祖父を思い出しました。
人ははかなく、はかないからこそ大切で美しい。


寂しい時に読みたいかな。
、、、あとは、、、私は母親とあまり仲が良くないのですが、
それを反省したい時かな。



博士の愛した数式

小川洋子さん著*1
ツボです。
これは無条件です。
無条件降伏です。


何も言う事はありません。
、、、が、やはり少しだけ。


数学の持つ美しさをとても良く表してます。
ヒューマン・ドラマとして、秀逸です。
そう、数学の使い方が上手い。


心を動かしてくれます。
それに、私には楽しいです。
いろいろ検討して遊びたくなる本です。


心情の検討も良いけど、まずは、数学にかかってみた。
ちょんプロを作った。
素数を洗い出すプログラム。
見つけたいのは、素数の砂漠。
一万単位で素数の数を集計してみると、今のところ(一千万まできた)600くらいずつ入ってる。
極端に少ないところは、見つかってない。
単位、大きすぎたか、それとも、まだ砂漠に来てないのか。
ま、しばらくほったらかしますか。


本好きの理系、数字が嫌いじゃない文系の人にオススメ。

*1:そうそう、私の「氏」と「さん」の使い分けは、性別にござる